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西山破壊状況 (破壊される西山の経過写真等)
↓ 上舟沢バス停から 愛川町三増からも不自然な稜線の形が 2007.8.25
↓ 発句石から先はもう削られている 2007.8.19
↓ 破壊現場からは鳶尾方面もよく見渡せる 2007.8.19
↓ 破壊現場のパノラマ 2007.8.19
↓ 上飯山側、下側の段々のように採掘されようとしている 2007.8.19
↓ なぎ倒される木 発破孔の掘削に使われるクローラードリルも 2007.8.19
↓ 駅に近い市街地からも破壊が見える 2007.8.14
↓ 削られゆく尾根道を見下ろす。 2007.3.18
↓上の2枚の写真は鳶尾から見る緑の西山です。しかし下の2枚の写真の如く、裏側は山崩しの惨状です。
鐘ケ岳より西山の採石場を遠望する。 1月30日 撮影・提供 窪田さん ↓
大山から西山採石現場を遠望する。すでに一本桜の頭は平になっている。 2007.1/8 撮影提供 高倉さん
↓七沢リハビリセンター方面から見える山破壊の状況 2006.10/26 撮影・提供 石井さん
尾根道を崩しているのが、表(荻野側)からも見え始めた。
↓ 2006.10.9 撮影提供 石井さん
↑尾根道の裏側(採石場側)ではこんなにも崩している。
2006.10月9日 撮影提供 石井さん
↓西山の裏を見てみよう! この自然破壊を企業活動だからと許して良いのだろうか!
2006年 8月14日撮影 提供 石井さん
2006年7月3日 王子原から尾根道の採石現場を望む。 撮影提供 荻田さん。
2006年5月3日 尾根筋の破壊がますます拡大されている。
寺鐘橋より望遠撮影。破壊の監視は今後も続けます。 撮影提供 石井さん。
荻野側からは見えないが西山の裏側は尾根道を削り取っているのが判る。
’06.4/3撮影提供 石井さん ↑この大山方面の緑と較べて下さい。
西山尾根道の破壊が進んでいる ( 2006.3/15 撮影提供 石井さん )
西山の尾根道で、山壊しが進められている。 (2006.1/28 撮影提供 石井さん)
2006.1/5 撮影提供 石井さん
* 2005年度の県民要求に対する県当局の回答集が送られて来ました。
西山を守る会への回答(ここをクリック)
工事はさらに進み尾根道の破壊はますます拡大されている。 (2006.1/25 撮影 石井さん提供)
一本桜の頭の所が拡幅され山の破壊が拡大されている。 (2006.1/16 撮影 石井さん提供)
荻野側から撮影 煤ヶ谷側から撮影
2005.3/19 掘削前の尾根道 2005.11/9 掘削後の尾根道 (撮影提供 窪田さん)
今回の西山破壊は「一本桜の頭」の所から開始された。
2005年11月4日 煤ヶ谷側から撮影確認 (提供 石井さん)
相模興業華厳採石場全景(昭和40年代から採石は始められた)
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『東丹沢西山尾根道裁判』に至る経過
* 2005年5月11日 『東丹沢西山尾根道裁判』 第一回公判。
* 2005年3月4日 住民訴訟の訴状を横浜地方裁判所にて受理。
『東丹沢西山尾根道裁判』と名付ける。
* 2005年2月4日 住民監査請求への回答。
主文「本請求には理由が無い」とする不当なものである。
* 2004年12月6日 住民監査請求を提出。
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厚木市に「市民かわら版」と云うタウン紙があります。そのHPに風見鶏があります。
「西山問題」の焦点が書かれています。
許可を得て下記の記事を転載しました。
西山と住民福祉(2005.01.15)
昨年12月、西山を守る会が提出した住民監査請求の陳述が1月12日市役所で開かれ、花上義晴代表ら3人が、監査委員を前に意見陳述を行った
▼西山問題の焦点は、市はなぜ市道の廃止付け替えを行ったのかという点にある。市が市道を廃止した理由は、交通の用に供する必要がなくなったと判断したからである。
問題なのは利用者がいなくなったと客観的に誰が判断し認定したのかということだ。市の職員がある日現地調査を行ったところ、誰も人と出会うことがなかったため、利用者がいないと短絡的な判断しただけの話である。
たとえば1ヶ月間、この市道を通行する登山者やハイカーがどのくらいいるのかということを調べた実態調査にもとづいたものではまったくないのである。調査自体がお粗末で事実誤認も甚だしいのだが、いずれにしても市は市道を廃止して付け替えたのである
▼しかし、ここでまた問題となるのはなぜ付け替えたのかという点である。利用者がいなくなったのであれば廃道にするだけで済むのに、わざわざ付け替えたのである。付け替えたということは、まさに利用者があるという前提に立っているわけで、これは「先の交通の用に供する必要がなくなった」という判断とは明らかに矛盾した行為である
▼市は平成10年3月「厚木市都市マスタープラン」を策定し、荻野地区の景観形成の方針を、「高取山などの山地や丘陵の保全、まちのふちどり(背景)の保持とともに、現在の尾根筋や山頂の優れた見晴らしの場の確保(継承)」をうたっている。にもかかわらず翌年の7月に業者と「華厳採石拡大計画に係わる覚書」を交わし、平成15年9月議会に市道の廃止を提案するという全く逆のことを行ってしまった
▼「都市マスタープラン」というのは、まちづくりについての基本的な理念と計画を掲げたもので、これに沿って都市作りが行われなければならないのはいうまでもない。厚木市は都市マスタープランを無視して単なるお題目だけにしてしまったのである。都市マスタープランにうたったこの文言は一体何なのかということである。
▼地方行政というのは自治法にもとづき住民福祉の向上をはかるのが目的だ。業者が岩石採取のため、市道が邪魔だから廃止・付け替えにして欲しいと言ってきたら、「岩石採取には公益性はないし、市道を廃止すると住民が不利益を蒙るのでそれは困る」という判断をして業者を行政指導すべきなのである。
ところが厚木市は、議会でも十分な審議をしないで業者の頼みをそのまま聞いてしまった。市道を廃止・付け替えたことによって、業者は市道部分の直下まで採石が可能になり、莫大な利益を得ることになったのである。果たしてこれを住民福祉の行政、山口市長の言う「市民が主役の市政」ということができるだろうか
▼ところで、昨年付け替えられた市道は、風雨などにより通行不能な箇所が至る所にあるという。現状では、付け替えられた市道は交通の用に供していないのと同じである。市が長年、管理を怠り廃止された市道(現在は市道ではなく、業者の所有地となっている)は、今も健在で登山者やハイカーに利用されている。
今後、付け替え道路がさらにきちんと整備されたとしても、この道路を好んで利用する人は少ないだろう。なぜなら山の空気や草木、景観、癒し、歴史文化など市民が共有できる財産的価値を失った道路には誰も魅力を感じないからである
▼地方分権とは地域の自己決定権と自己責任を拡充していくことにあるが、厚木市のやり方を見ていると、市道の管理保全は市固有の事務であるにもかかわらず、環境アセスなどの上位法を理由に「反対しても無駄である」ような世論操作をしたり、情報公開と説明責任を十分にしないで、業者に便宜をはかったとしかいいようのない対応は、まさに住民福祉や分権時代に逆行する行為でしかない。
監査委員の冷静な判断に注目したい。
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高取山尾根道市道の廃止付け替えを議決・相模興業へ払い下げへ
採石工事で西山(厚木市.高取山522m)の山頂から深さ200mを削る事態が起きています。
尾根道(市道)の廃止・付け替えが、昨年12月19日の厚木市議会で議決されました。
審議の詳細は厚木市議会平成15年9月都市経済常任委員会と
12月の同委員会を(厚木市のHP)で検索して下さい。
* 89号市道路線の廃止・認定議案に対する態度は
12/15 都市経済常任委員会(敬称略)
反対:佐藤 知一
賛成:関戸順一・竹松俊雄・森住 勉・和田美正・大田 洋
12/19 本会議
反対:あつぎ市民の党・ネット・民主党・日本共産党
賛成:民生クラブ・公明党・市政クラブ・厚木クラブ・あつぎ21
この議決の結果、尾根道が廃止され、採石工事が開始されようとしているのです。
貴重な里山を破壊から守ろうと地元の人々が立ち上がり、
平成16年1月10日に「西山を守る会」を結成し、運動をしています。
厚木市民の皆様、そして全国の有志の方の入会と応援をお願いします。
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*上記の経過の中で、市民や会員のみなさんが、それぞれの「西山を守る」思いを
行政に対して意見を出しました。
それに対する行政の回答の一つを例示します。
○○ ○○ 様
お手紙拝見いたしました。
該当区域は、大半が民有地であり、土地所有者が開発事業などを実施する場合は、
環境影響評価(環境アセスメント)による調整事項や地元等の意見などの把握が求め
られており、林地開発を行う場合においても、水源涵養や災害防止等も含めた環境面
に配慮することが条件となっております。
この事業におきましては、平成11年11月に事業者から神奈川県に環境影響予測
評価実施計画書及び実施計画周知書が提出され、その後、環境影響予測評価内容
の縦覧、地元での説明会及び公聴会が実施されております。
また、事業者は、採掘終了場所への早期植栽、残地森林の確保及び残壁緑化によ
って埴生回復を図るための環境保全対策を実施することになっており、神奈川県の環
境影響評価審査書では、森林の消失に伴い失われた機能の回復を早期に図ると共
に、周囲の環境と調和した質の高い森林環境の創造を目指すようにとの意見を
付しておりますので、御理解いただきたいと存じます。
厚木市長 山口 巖雄 [公印]
事務担当課 環境部環境総務課 電話 225−2753
経済部農業政策課 電話 225−2811
道路部道路管理課 電話 225−2304
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回答書は民間事業に対して環境アセスで、さも歯止めがあるが如く説明しています。
しかし、山容の半分近くを削る、今度の採石事業にとって、一番の歯止めである尾根道(市道)
廃止を決めた責任には一つも触れていません。市民の財産である市道をいとも簡単に放棄し
た行為の自覚もないものです。回答書の環境保全について見ても、このホームページの清川村
側の採石場の写真を見れば、一度失った緑の回復が如何に困難であるかが分かります。
一度失った山は「2度と生えて来ない」と採石業者も説明の中で認めています。
地元学校の校歌にも歌われている「西山」を孫子の代まで守りましょう。
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[ 見 解 ]
西山の尾根道は市道であり、厚木市民の財産です。
この公道である尾根道の存在に触れることなくなされた平成11年4月の
県土地利用調整条例の届出を県当局が受理したのは無効です。
尾根道の存在に触れることなくなされた環境アセスの承認も、重大な誤りです。
これらの誤りを正すことなく、後追い的になされた厚木市の「尾根道の廃
止・付け替え」は絶対に容認できません。
市民の財産である尾根道の廃道決定を撤回し、現存のまま保持するこ
とを要求します。
採石業者より平成16年7月26日に採石法と森林法の許可申請が提出
されましたが、県当局は許可を出さないよう要求します。
7月28日に荻野地区の自治会長会が開かれました。行政からの出席はなく
席上、相模興業の説明者から「今後、説明会は一切開かない」と言明した事
が明らかになりました。
この態度は市民に対する説明責任の放棄であり、拒否であります。この様な
企業に対して、尾根道の廃止・付け替えの許可を与えた、山口市政の愚行は
末代まで残る市民に対する恥辱です。この恥辱は市民自らの力で、尾根道の
廃道阻止により、晴らしましょう。
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