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     美しい西山





華厳山から見た大山と大山三峰 2009年9月20日



ヒオウギ畑 2009年7月4日


西山山麓のオオタカ―2008年は3羽巣立ちました

2008年は3羽が巣立ちました。


長男です。


次男です。


三男です。


ちなみに2007年は2羽でした。





西山水系のホタル―2008年夏

西山水系の川では、ホタルが発生します。
 

 



↓昨年は大量に発生した箇所で今年は全く見られなかった箇所もあります。水源のすぐ上で山を崩した影響でしょうか?




新緑とヤマツツジの競宴―2008年初夏

荻野側から登る尾根道では、ヤマツツジが新緑に映えています。






高取頂上近くではウワミズザクラもきれいでした。


キンランも見られました




西山の花―2008年早春

我妻さんから花の便りが届いています。

華厳山頂と大たるみのアブラチャンの群生がどんな咲き方をするのか、今年はじっくり見てきました。
よく似た花のダンコウバイとの比較です。雌雄の差、個体差もあり、悩ましいです。
アブラチャン:花は黄緑色、枝と花序の間に短い柄がある
        幹は株立ち、葉は先の尖った卵形、華厳山頂から大タルミに大群生
         (図鑑には沢沿いに多いとあるが、西山では山頂や主稜線に多い)
ダンコウバイ:花は濃い黄色、枝に直接花がついている
        幹は1本立ち、葉の先が三裂する(チューリップの花のような形)
        華厳山東尾根に多数
咲く時期は、ダンコウバイの方がやや早く、3月下旬、木々の芽吹きが始まる前に咲くので目立ちます。
アブラチャンは山麓のソメイヨシノが満開の頃が一番の見頃です。ただし、早咲き、遅咲きと様々で
一斉には咲きません。小さな黄緑色の花は木々の芽吹きの色にまぎれて目立ちません。

4月も中旬になると、葉が出てくるのでその形を見れば、どちらがどちらかはっきりします。
その頃はヤマザクラが満開。ヤマツツジやクサボケも咲き始めます。
その他、木の花としてはフサザクラ、キブシ、ヤシャブシ、アカシデ、イヌシデ、ヤブツバキ、マメザクラ、
ミツバツツジ、ミヤマシキミなどが、足元にはヨゴレネコノメ、タチツボスミレ、カンアオイ、オニシバリ
などが咲いていました。


ヤシャブシの花


高取山のダンコウバイ


イヌシデの芽吹き


木の根に咲いたスミレ


高取尾根の山の神


ゴルフ場から見たヤマザクラ


大たるみのアブラチャン


高取尾根のヤマザクラ




丹沢ブナ党の高倉さんから2月23日登山の報告がありました

ブナ党の山行で、2月23日に宮ヶ瀬湖から西山まで縦走してきました。参加者は8名でした。
ダムサイトから宮ヶ瀬高取山目指して急な斜面を登っていったところ、 600mから上では残雪もあるヤセ尾根で緊張しました。
仏果山を過ぎるとその日は春一番、落ち葉が真横から飛んで顔にぶち当たります。かなり痛いです。
経ヶ岳に差し掛かるあたりから温泉の誘惑もありましたが、縦走継続。
このあたりからは、雪もなくなり足元は良くなったと思ったのですが、 経ヶ岳〜華厳山間は防鹿策が倒されていて少し邪魔でした。
荻野高取山を過ぎ、荒涼たる採石現場を眺めて皆、絶句でした。
一つらなりの尾根がどうして途中で自然公園から外れているのか、昔から不思議であったのですが、 実際に歩いてみてその不自然さを再認識しました。
そして、これが相模興業と行政の深いたくらみがあってのことが良く分かりました。
下りは大平に降りました。三ツ沢切通しまで完全縦走できれば、下山して2分で飯山温泉に入れたであろうに、 厚木市は大切な自然をなくしてしまっただけでなく、大事な観光資源もなくしてしまったと話しながら、バス停までの道を歩きました。

ダムサイト付近

仏果山付近は雪が目立つ

半原越近くで春一番に飛ばされる落ち葉

華厳山なだらかな尾根道

荻野高取山付近から採石場

大平から振り返ると不自然に削られた稜線が




2008年2月17日の月例登山

すさまじい風が吹く中、華厳山から荻野高取山を歩きました。


華厳山、高取山を結ぶ大たるみ



サルカニ合戦

 有名な昔話にサルカニ合戦があるが、厚木市ではこの昔話よろしく、善良な市民が騙され、将来にわたって苦しむことになる問題が着々と進んでいる。サルとカニは柿の種とおむすびを交換したが、厚木市では、山の上にあった道と山の麓に作った道が交換された。どちらも一見、同意の上の等価交換に見えるが、昔話のサルカニ合戦では、サルはこっぴどく懲らしめられることになった。

 さて、では現代のサルカニ合戦、厚木市ではどのようなことになっているのか、おさらいしてみよう。
サルは、すぐにおいしく食べられるおむすびが欲しかった。採石業者にとって、山の上の道は金のなる土砂にしか見えなかった。だからどうしても欲しかった。ちなみに、コンクリート用砕石の価格は2008年1月現在1立方メートル当たり3550円。歩留まりは考えないとして1平方メートルを200m掘り進めると71万円の売り上げになる。

 そしてサルはその辺に落ちていた柿の種を拾い、カニを口でなだめすかして、なんとか等価交換にこぎつけた。騙されたカニに落ち度があるのかというと交換した時点では、おそらく分からなくても当然というべきであろう。厚木市では、市が地元自治会長と話し合った際に、「採石は止められないのか?」という問いに「もう許可が下りていますのでダメ」と嘘をついて地元をなだめすかした。これはサル以下の行いである。少なくともサルは必要な情報の一部を過大に宣伝し、不都合なところは隠蔽しただけで、交換の時点では、嘘はついていない。
 それから、地元の了解も取らず、採石業者の言うなりに道の交換の議案を出した。議会では、市はいろいろな隠蔽工作を行った。遅ればせながら地元住民説明会を開き、反対意見が大多数を占めたのに、議会ではそれを報告せず、説明をしたことのみ報告した。また、議会で指摘されたハイカーに対する説明は最後まで行われなかった。
 道の交換の議案の提案理由は採石事業のためということで、道路事情は一切考えられていない。市の担当自身が「早くやらせて欲しい。」と市民の方を向かず、採石業者の便宜のみ図るように動いた。そして、この議案は元県庁の土木担当であった市助役の「これは、もはや地元の問題でなく、いろいろな方面から圧力がかかっているのでやらなければダメですよ。」とも取れる一言で審議に幕が引かれる。そして、議会を騙し、道の交換の議案は通ってしまった。

 さて、カニは、なかなか実がならないので、苦労して育てていた。麓の(通れなくて良い)道をもらった市民は、ヤマビルに苦しみながら、仕方なく、それらしい道を苦労して歩いていたのに通じるものがある。この道が崩れ易いということについては、既に2回以上修復工事が発生しており、市民の血税が投入されている。それでも、道の劣化は進み、何時崩れてもおかしくない状況である。そんな間に、県庁出身の助役は任期半ばで、採石OKとなったとたんに辞めてしまった。表向き健康上の理由ということであるが、無理をしてそこまでやる義理があったのだろうか?

 そして、しばらくして、柿の実がなった頃、とんでもないことが分かった。カニが一生懸命育てた柿の実をカニは自分で取れないのである。後日、「道は未供用なので通れなくて良いのだ!」という滅茶苦茶な理論に、審議に参加していた市議会議員の中からも疑問の声が聞かれたことにも似ている。それだけでなく、サルは木に登ってその柿の実のおいしいところを食べだしたのだ。それは、道が出来てみると、議会で議決された場所より、採石面積が大きく取れるように、採石場から遠い場所へ実際に作られた道はずらされていたのだ。この差により採石業者が売り上げる額は前述の計算から考えると、4000万円。市は、この場所の違いを「誤差」であり「周囲は採石業者の土地なので実害はない」として認めている。確かに採石業者には「実害はない」のかもしれないが、採石業者に「4000万円の売り上げの実益」がある。市は「誤差」と称して4000万円を採石業者にプレゼントしたのだ。しかも、土地交換した後に作成された市道認定路線図には市議会で議決されたとおりの位置でその道が載っており、この事実は、市民には完全に隠蔽されているのである。これは、見方を変えると、市と採石業者が結託して4000万円の裏金を生み出したとも取れる。もちろんこの売り上げは、採石業者の利益となるものであろうが、なぜ、市はこれを市民から見えないようにしたのか?突如辞めてしまった助役の活躍とともに疑問が残るところである。

 この後、カニはサルにまだ青い硬い柿を投げつけられて殺されてしまうことになっている。採石事業でふるさとの山がなくなるだけでなく、河川の濁り、洪水、ダンプの騒音振動、砂塵、はたまた骨材生産の間に生成される様々な化学物質の汚染など、厚木市民はさまざまな青い柿を投げつけられることになる。また、水源の森がなくなり、神奈川県民も広く影響を受ける。ゴルフ場などは既に大雨のあと排水路がつまり土砂洪水の被害を受けている。

 昔話では、サルは最後には仇を討たれることになっているが、厚木市ではどうだろうか?市民が訴えたのは、採石業者ではなく、市長であった。それは、嘘をついてまで採石業者に便宜を図り、市民の意見は取り上げない、サル以下の行いを続けてきたからであろう。
 現在、市道交換は裁判にかけられている。裁判所がおむすびと柿の種しか見なければ、住民敗訴であろう。2007年を代表する漢字は「偽」であった。偽装という言葉が大いに流行った。この厚木市の話も「道路行政」に「偽装」した採石業者に便宜を図るだけの行為である。市民は元々市道を交換しても何の得にもならなかったのだ。そして、損失だけが残るのである。裁判所にはこの「偽装」を法的に解く事が出来るであろうか。出来ないのであれば、法そのものが市民生活を守る機能を果たしていないことを裁判所自らが証明することになるのだ。
 カニの子どもでも、クリ、ハチ、牛のクソ、臼の協力を得て仇を打つことが出来た。何の落ち度もない市民にそれが出来るような世の中であって欲しいものである。
 昨今、経済の世界では、ルールさえ守れば何をやっても自由という新自由主義の風が吹いている。その結果、企業は自衛のために多額の金をかけてリスク管理をするようになった。会社なら利益を追求するためだから、分からないでもない。でも、これを、地方の生活を守るために活動している地方自治体がやりだしたら、どうなるのだろうか?市民は最後のセーフティーネットを求めているのに、それを求める事は大きな間違えになってしまう。結局自分達の生活は自分達で守れと言っているのであろうか。そうなった時、地方自治体は、その存在意義を自ら否定し、不要なものになってしまうのである。


絵はがきが届きました



 鳶尾のSさんから事務局に絵はがきが送られてきました。

 日頃ご苦労様です。今年の秋も山の上の方から染り始めました。
我が猿番小屋の真前に西山が輝いております。
西山よ永遠なれ!!
と祈っております。

と書かれていました。



絵はがきが届きました



 鳶尾のSさんから事務局に絵はがきが送られてきました。
 それは、山中陣屋跡近くから見える彼岸花咲く田んぼと西山を描いたものでした。
 そこには、「荻野の彼岸花の先に西山の褐色の山肌が見えました。彼岸花の赤は削られた山肌から流れてきた血のように真っ赤でした。」と書かれていました。



K会員のヒオウギ栽培記録 〜1年目で開花〜
みはる野在住のK会員からヒオウギの栽培記録が写真を添えて送られてきましたので、ご披露します。

 3月10日  プランタに種を蒔く。
 4月末    芽が順次3本出る。
 5月〜6月  小さいまま。
 7月初旬   少し伸びたので、南に向けて3本並べて地植にする。
 9月初旬   一番南西側で日照条件に良かった一本が急にグングンと伸び、枝を広げ、小さなつぼみをつけ始める。
 9月12日  一輪開花。濃いオレンジ色。背丈が少しづつ伸びて1m以上になり、風にゆらゆらするので、突っ支棒をする。以降毎日、2輪から多い時は5輪も花を咲かせて楽しませてもらっています。残りの2本も根本が少し膨らんできているので、もうじき急成長して、開花してくれるのでは、と期待しています。

〔事務局から〕1年目の開花のため、9月になりましたが、2年目は7月初旬から8月中旬までの間に順次花を付けると思います。




  今年もタマゴタケが顔を出しました(華厳山) 2007/9/16 撮影・提供 我妻さん
 


  高取山山頂(左側)のヒオウオギ 2007/8/19 撮影・提供 我妻さん
 
  発句石上のヒオウオギ 2007/8/19 撮影・提供 我妻さん
 

  厚木高校グランド越しに見る西山夕景 2007/6/15 撮影・提供 山のギター弾きさん
 

  相模川の海老名市側河原の石碑より西山遠望 2007.1/13 撮影・提供 我妻さん
 

 西山に沈む夕陽と青い空に感動! 2006・11/12 月例登山にて 撮影・提供 我妻さん 
 


西山の「ヒオウギの花を守ろう」と当会の                                    
         呼びかけチラシとヒオウギの一株。   山腹の石仏さんが優しい顔で迎えてくれました。
    
            ↑ 2006.6月25日 月例登山時 撮影提供  荻田さん


 ↓春の西山は山桜を初め花の色に溢れる。 2006.4/9 撮影提供 窪田 弘さん

 
 
 
        アブラチャンの花                            クロモジの花



    アブラチャンの黄色い花の乱舞です。2006.4/3 石井さん提供
 


  相模川の河原からの西山遠望の写真が 2006.2/5 高倉さんより届きました。
  



 2006.1/25 麻生山歩きの会の人たちと西山を登りました」と鈴木澄雄さんから写真が届きました。
  
  高取山の稜線を歩く                   高取山山頂へ          華厳山へ雪道を進む


   2006.1/22月例登山は延期になりましたが、二人で「縦走して来ました」と写真が届きました。

  
      雪に埋もれた石仏さん。何だか寒そうな感じでした。  2006.1/22 撮影 提供・我妻さん  

      経ヶ岳より丹沢山塊の雪化粧した姿を眺望。
  
                                   2006.1/22 撮影 提供・我妻さん    


    厚木北地区のどんど焼き。三川合流地点から見た西山の写真
  
           ( 2006.1/15    写真提供  山のギター弾きさん )


  西山の写真やスケッチ画を掲載しますので応募してください。

  
   西山を描いた絵が届きました。           会員の鈴木さん 作画


 三沢から見た高取山上空のオオタカ(同一個体の七態)  
   9月24日 山のギター弾きさん撮影提供 

 大山から見た「相州アルプス  8月20日  山のギター弾きさん撮影

 山のギター弾きさんよりメールが届きましたので転載しました。

 大山からの西山裏側の華厳採石場です。植生緑化した部分を崩し、荻野側へ乱開発の予定。

 ☆   ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆   ★   ☆   ★

 この滝も、山を削られると無くなるのです。          「考える猿」です。棲み処を追われたら如何しよう・・・?

                            (石井さん 3/30 撮影 提供)


  西山でご来光・横浜ランドマークタワー遠望。         西山の野仏さん  (土屋さん 3月19日撮影・提供)
                    

 3月の淡い陽射しの西山尾根道を行く

←3月12日 衛藤さん提供


西山の静かな季節の移ろいが見えています。

 
 3月6日 雪のアブラチャン(我妻さん提供)  ダンコゥバイ?早くも開花へ3/12 (高倉さん提供)   可憐な花莟み (同左)

   2月13日の月例登山参加の鈴木澄雄(写真家)さんの提供写真です。

              西山遠望   タブの木陰を行く
      尾根道からの眺望       「風の唄」を歌う参加者

山頂の看板

タブの木の尾根道
          →

メールや手紙で写真が送られてきます。

1月の月例西山登山で拾った木の実の写真(我妻さん提供)

「ヤシャブシ」かな? と話題です。

  2月13日の月例登山に参加の我妻さん提供 

  2月の寒さの中のカンアオイの緑     看板を食べている? 樹木



  * 西山遠望

/////
 大山より西山を望む            池野氏 提供  座間より西山を望む。丹沢雪化粧。  脇田氏 提供



 * 毎日眺めています(この美しい山を採石工事で削ると云うのです)


  通学路のガードレール沿いで

  荻野中学校校庭で    グラウンドから

   睦合中学校の窓辺から
 
   荻野小学校渡り廊下から    三田小学校廊下窓辺で



* オオタカフォトギャラリー
   このオオタカフォトギャラリーは神奈川の自然と環境を守る連絡会編より
  「神奈川オオタカ保護連絡会」の許可を得て転載しました。
  オオタカは西山の上空でも、悠然と飛んでいる姿を見ることが出来ます。


   

* オオタカも飛ぶ西山の空


  飛翔するオオタカ
  オオタカの勇姿   オオタカの円舞?


* 西山遠景と峠からの清川村側の採石場                             

 日々の暮らしの中に西山がある

  20〜30年経つと云う
  清川村側採石場の植林状況 
  
 失った緑はなかなか取り戻せない


*文化財・・・発句石と蚕種石(?)


   発句石です

   蚕種(こだね)石かな?    蚕の繭に似ているね


   *歩いた後の昼食も美味い。



             この美しい西山を多くの人の
              
知恵と力で守りましょう。


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